ドイツのサッカーファンが一番に思い浮かべる英雄と言えば、おそらくゼップ(彼の名前ジョセフのニックネーム)・マイヤーとオリバー・カーン、この2人の名前が挙げられることでしょう。カーンは2008年に引退した比較的新しいヒーローですが、私たちの地元バイエルンの元祖ゴールキーパーであるマイヤーの伝説はもっと昔にさかのぼります。
ゼップ・マイヤーは、戦いという戦いに勝利を収めた、ドイツサッカー史上最も偉大なゴールキーパーです。全キャリアをバイエルンミュンヘンに捧げ、ヨーロッパのクラブチームが競い合うヨーロピアンカップに3大会連続で優勝しました。さらに1974年のワールドカップでは、ドイツ優勝のための柱石としての役目を果たします。
マイヤーのゴールキーパーとしてのスキルは完璧としか言いようのないもので、ファンから「アンツィンクの猫」と呼ばれるような、非常にすばやい反射神経を持っていました。
スーパーファインゴールキーパーとして、マイヤーは世界にその名をとどろかせた存在でしたが、この「アンツィンクの猫」が非常に熱心なテニス愛好家であったことは、意外と知られていません。
サッカーのフィールド外では、夕方にテニスの練習を行うことを日課とし、試合なども好んで行っていました。そして自身のテニスクラブを、自分の本拠地であるバイエルンの地に設立するという人生の夢を実現したのです。
1974年、インドアとアウトドアのコートを備えたテニスの複合施設がアンツィンクの地に誕生しました。アンツィンクの森に接するこの施設はマイヤーの名を冠し、「ゼップ・マイヤー・テニスパーク・クラブ」と名づけられました。
周囲の美しい自然、インドアとアウトドアの複数のコート、充実したケータリング施設やゲーム後の緊張感にくつろぎを与えるテラスなどの充実した設備により、テニスパークは地元のテニス愛好家だけでなく、世界中のセレブリティに利用されるようになりました。
1枚目と2枚目の写真:米国の俳優チャールトン・ヘストンとゼップ・マイヤーが、テニスパークでともにバイエルンの地ビールを楽しむ(1976年9月28日)
3枚目の写真:「アンツィンクの猫」がテニスボールを打つ
テニスアカデミー・ミュニック(ゼップマイヤー・テニスパーク)は常に進化しています。現在、私たちはすべての競技レベルにおいて、充実したトレーニングプログラムをレッスン生と参加者の個性に応じて提供しています。ゼップ・マイヤー自身もアカデミーで、子どもから大人まで、さまざまな選手とレッスンを行ってきました。私たちは、一貫してプロフェッショナルなエクスペリエンスをお届けするため、ゼップ・マイヤーによりもたらされ、確立されたハイスタンダードとクオリティの高さを維持することに努めています。
当アカデミーでは最新のテニス指導要領を採用し、多くのプレイヤーをチャンピオンとするために日々努力を重ねています。テニスは私たちにとってスポーツを超えた、情熱ともいうべき存在です。テニスを始めたばかりの人、プロフェッショナルな環境でのキャリア形成を考えている人、様々なプレイヤーが結果を出すことのできる質の高いサービスを実施、将来チャンピオンとなることのできる人材の育成に重点を置いています。そのためにも、レッスン生が目標到達のため努力することのできる、健全かつ楽しい環境を実現し、特に若いレッスン生がテニスを通じて学んだ結果、態度やふるまいにおいてよい変化が見られるよう、健康なライフスタイルと体育活動の重要性について、理解し価値を認識するよう具体的に指導していきます。
テニスアカデミー・ミュニック(ゼップマイヤー・テニスパーク)のコーチ陣は、テニスのコーチという職業を、レッスン生の人生に大きな良い影響を与えることのできるものであると誇りを持って信じて指導にあたっています。私たちはレッスン生たちのテニスの実力において上達し、これまでとは異なる思考方法で物事を捉えるようになるところを多く目撃してきました。どんなことにでも挑戦することにより、レッスン生、保護者のみなさま、コーチにも、将来につながる実りをもたらします。
私たちのテニスプログラムでは、敏捷性、平衡感覚、コーディネーションなどの主要なモータースキル(運動技能)を鍛えます。ほかにもテニスに関連する活動や楽しいゲームを通してスキルを開発し、テニスの根本的な要素を体得します。レッスン内容の紹介ページ で主要なトレーニング内容の詳細をご案内しておりますので、ぜひご覧ください!